Sunday, September 16, 2012

1Q84

夏頃からちょくちょくと1Q84読み中。ちょっと時代遅れかもしれないけど、まあいいの。やっぱり村上春樹はいい本書くねーっと感心。
天吾っていう主人公は、子供のころの楽しい思い出がないかわいそうな人なの。他の子供みたいにお父さんに甘えたり、遊びに連れて行ってもらったりできなかったの。だから憎んでたのねお父さんを。なんでこの人がお父さんなんだろうって、子供の天吾は悲しかったんだと思うなあ。でも大人になって、真実が発覚する。お父さんは実のお父さんではなかった。実のお父さんでなかったのにずっと育ててきてくれた。エンターテイメントは少なかったかもしれないけど、少なくとも路上でうろうろすることなく、天吾を正常な子供として最低限な生活をさせてくれた。そこで、天吾の憎しみは感謝に変わっていく。

読書感想文は苦手。だから内容のまとめはこのくらいにしておく。

そこで自分の話に戻る。
私は彼氏にいつも不満を抱えてた。どこかで憎んでないというとうそだった。彼氏なのになんで電話くれないのとか、なんで他の女の子に目がいくのかとか。不満だったし、悲しかった。そこで、この仮定の述べる。

 ”恋愛感情の変化は仕方のないことであり、誰が悪いかは言い切れない。”

私は、こう見えても大学で生物の授業をたくさん採ってきたから、浮気とかは人間の脳構造に少なからず影響されてると信じてる。生活環境にも影響される。だから、生まれつき浮気性な人とそうでない人がいると思う。
上述の仮定が正しいとして、私はもう彼を憎んだりしなくていいんだと昨日ふっと悟った。反対に、もういなくなってしまったと思ってたあの人はまだここにいるんだと感謝できた。恋愛感情に変化が起きたのは仕方ないことだ。それにその変化に私はかなり関与している。好きじゃない人に継続的に電話したり、一生分の約束をしたり、いるかもしれない”彼女”を探すのをやめたりするのは、大変なことなんだ。それでも、100%でなくとも、彼はがんばってそういう”彼氏”がすべきことをしようと努めたと思う。あの人でなければできないことなの。そう気づいた時、憎しみがすっと流れて去ってくれた。ずっと探してた人が見つかった喜びと感謝の気持ちが湧き出てくれた。

1Q84を読んでよかったなあと改めて思った出来事でした。

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